クロアチア石油大手INAの精製施設、伊社が刷新

クロアチアの石油大手インドゥストリヤ・ナフテ(INA)は昨年末、イタリアの石油プラント建設キネティック・テクノロジーズ(KT)に港湾都市リエカにある国内最大の精製所の刷新工事を33億クーナ(4億4,250万ユーロ)で発注した。同事業の投資総額は40億クーナで、同国の民間投資としては最大規模となる。2023年の完了を目指す。

INAは元国営会社で、2003年の民営化の一環でハンガリー石油大手MOLが資本参加した。出資シェアは現在、同社が49.1%、クロアチア政府が44.8%を占める。石油・天然ガスの開発、生産、精製、石油製品販売を行っている。国外の生産拠点はアンゴラとエジプトで、製油所はリエカのほかシサクにもある。国内およびボスニア・ヘルツェゴビナ、スロベニア、モンテネグロで合計500超の販売所を展開する。(1HRK=16.29JPY)

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