ハンガリー12月インフレ率4%、3カ月連続で上昇

ハンガリー中央統計局(KSH)が14日発表した2019年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4%増となり、上げ幅は前月から0.6ポイント拡大した。インフレ率の上昇は3カ月連続。

上昇率を品目別にみると、自動車燃料を含む「その他の製品」が前月の1.2%から4.2%に大きく拡大したほか、「食品」は前月から0.4ポイント増となる5.9%、「アルコール飲料・たばこ」は同0.1ポイント増の8.4%となり、全体を強く押し上げた。「サービス」(3.2%)、「衣類・靴」(0.4%)、「燃料・電力」(0.6%)も値上がりした。「耐久消費財」は0.9%の減少だった。

価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は3.9%で、前月から0.1ポイント縮小した。

同国のインフレ率は19年4月の3.9%をピークに、9月に2.8%まで低下していた。

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