ロスネフチ、独バイエルンオイルへの出資引き上げ

ロシア石油最大手の国営ロスネフチはこのほど、独石油精製会社バイエルンオイルへの出資比率を25%から28.57%に引き上げたと発表した。ロスネフチの現地子会社、ロスネフチ・ドイチェランドが英石油大手BPから株式を取得した。取引額は明らかにされていない。バイエルンオイルは独南部バイエルン州内に2つの製油所を持ち、年間1,030万トンを生産している。

バイエルンオイルの株主構成はロスネフチ28.57%、スイスに拠点を置く石油会社Varoエナジー51.43%、伊石油大手エニ20%となる。今回の出資比率引き上げに関連し、ロスネフチのセチン社長はドイツ南部や周辺国での事業を拡大する意向を示した。

石油精製でドイツ3位のロスネフチは東部シュベートの石油精製会社PCKの株式54.17%の他、南西部カールスルーエの同業MiROの24%を保有している。

ロスネフチの株主には50%プラス1株を持つ国営ロスネフチェガスの他、BP(19.75%)、カタールのQHオイルインベストメンツ(18.93%)がある。

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