スロベニアの自動車部品大手ヒドリア(Hidria)は3日、独BMWから次世代ハイブリッド車(HV)・電気自動車(EV)向け操舵システム用のアルミ製ケーシングを受注したと発表した。納入期間は2023年から30年まで。受注規模は明らかにされていないが、地元STA通信は3,000万ユーロと報じている。
ヒドリアは2019年末にもEVモーターの基幹部品を3億ユーロで受注しており、今回の契約がグローバル市場における自社の地歩をさらに固める助けになるとみている。
ヒドリアは本国スロベニアのほかドイツ、ハンガリー、中国に拠点を持ち、1,800人を雇用する。今後数年で研究開発に5,000万ユーロ、ハイテク生産設備に1億ユーロを投じる計画だ。