ハンガリー中央統計局(KSH)が13日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.7%増となり、上げ幅は前月から0.7ポイント拡大した。インフレ率の上昇は4カ月連続で、2012年12月(5%)以来の高い水準となった。
上昇率を品目別にみると、自動車燃料を含む「その他の製品」は前月の4.2%から6.4%に一段と拡大。「食品」と「アルコール飲料・たばこ」もそれぞれ7.4%、6.9%に達し全体を強く押し上げた。「サービス」は3.6%、「その他の燃料・電力」は0.5%、「衣類・靴」は0.3%だった。「耐久消費財」は0.9%低下した。
価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は4%で、前月から0.1ポイント拡大した。
同国のインフレ率は2019年4月の3.9%から9月に2.8%まで低下した後、再び上昇している。