ルーマニア平均額面給与所得、19年12月は実質8.6%増

ルーマニア統計局(INSSE)が11日発表した2019年12月の平均額面給与所得(特別手当等を含む)は5,645レウ(1,183ユーロ)となり、物価の変動を考慮した実質ベースで前年同月から8.6%上昇した。社会保険料・税金を差し引いた手取り額は3,340レイ(700ユーロ)で、13%の大幅増となった。

前月比で見ると、12月はボーナスやクリスマス休暇手当など特別手当を支給する企業が多かったことから、平均額面所得は5.2%、手取り額は5.1%それぞれ増え、実質ベースでも4.7%上昇した。業種別では金融サービス、鉱山・炭鉱、石油精製、基礎金属製造、電力・ガス・空調サービスなどで手取り額が20~25%の大幅増となった。

給与所得が手取りベースで最も高かったのはITサービス(プログラマー、コンサルタント等)で7,689レウ(1,611ユーロ)。最も低かったのは衣料品製造業で1,853レウ(388ユーロ)だった。(1RON=24.99JPY)

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