ルノー・ダチア初のEVモデル、ジュネーブショーで披露

仏自動車大手ルノーは19日、3月初めに開かれるジュネーブモーターショーで「ダチア」ブランドとして初の完全電気自動車(EV)の展示用モデルを披露することを明らかにした。オートモビル・ダチアのドゥリディ社長は、ルノー・グループのブランドとして技術的問題はないが、モデル導入は「市場の受け入れ準備ができた時」とし、インフラや規制の整備も重要な要因とした。

同モーターショーではまた、バイオ燃料と液化石油ガス(LPG)仕様のエンジン「ECO-G」の最新型「Tce

100ECO-G」も発表する。同エンジンはダチアの「ダスター」、「サンデロ」、「サンデロ・ステップウェイ」、「ロガン」、「ロガンMCV」に搭載される予定。

ルノーは1999年、当時ルーマニア国営自動車メーカーだったダチアを買収し、中南部にあるミオヴェニ工場の生産体制を刷新した。年間35万台の生産能力を備える同工場では「サンデロ」、「ロガン」など8モデルを生産し、90%超を主に西欧市場向けに輸出している。

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