ボスニア・ヘルツェゴビナのTMD、新工場棟に着工

ボスニア・ヘルツェゴビナの自動車部品メーカーTMDグループは21日、本社を置く同国北東部のグラダチャツで新工場棟の定礎式を行った。電気自動車(EV)部品の生産が目的で、来年6月のフル稼働を目指す。投資額は推定300万兌換マルク(150万ユーロ)に上る。100人強の雇用創出が見込まれる。

TMDは2018年、グラダチャツで500万ユーロを投じて工場棟を開所した。従業員は当初71人で、21年までに輸出額を2億ユーロに拡大する計画を発表していた。

TMDはグループ全体で約700人を雇用する。製品の全量をドイツ、オーストリア、スロベニア、イタリア、フランス、セルビア、ブルガリアへ輸出している。取引先には独シェフラー、英ベントレー、スウェーデンのSKF、伊ICSA、仏NTN

SNR(NTNグループ)、伊ドゥカティ・エネルジア、仏ゼドゥス(Zeduce)、ブルガリアのMSハイドローリックなどが名を連ねる。(1BAM=61.35JPY)

上部へスクロール