ブダペスト工科経済大学(BME)は20日、昨年12月に打ち上げた人工衛星2基が計画通りに稼働していることを明らかにした。観測衛星「SMOG-P」と技術試験衛星「ATL-1」が現在、秒速7.2キロメートルで高度約350km~400kmの楕円軌道を周回している。
2基は12月6日、米ニュージーランド資本の航空宇宙企業であるロケットラボの「エレクトロン」ロケットで打ち上げられた。「SMOG-P」は上層大気におけるスモッグレベルの測定を行い、「ATL-1」は宇宙空間で使用する特殊な絶縁体の品質をテストする。「ATL-1」は欧州連合(EU)とハンガリー政府の支援を受けて、ハンガリーの電子機器メーカーATL
Kftが化学企業H-ION
Kftと共同開発した。
2基の衛星は周回軌道に最低5カ月間とどまる予定。