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2020/3/18

チェコ・スロバキア

チェコの1月鉱工業生産1.4%減、マイナス幅は縮小

この記事の要約

チェコ統計局(CSU)が12日発表した1月の鉱工業生産高(物価調整値)は前年同月比で1.4%減少し、8カ月連続でマイナスとなったものの、下げ幅は前月から1.9ポイント縮小した。

「電気・ガス・スチーム・空調」(5.8%減)と「金属加工品」(5.5%減)は下げ幅が前月からそれぞれ1.5ポイント、0.5ポイント拡大した。

1月の新規受注高は前年同月比で1.3%増加した。

チェコ統計局(CSU)が12日発表した1月の鉱工業生産高(物価調整値)は前年同月比で1.4%減少し、8カ月連続でマイナスとなったものの、下げ幅は前月から1.9ポイント縮小した。主要産業の「自動車」が前月の11.3%減から3%の増加に、「コンピューター・電子・光学機器」は同4.4%減から6.9%の増加に転じたことが大きい。上げ幅が最も大きかったのは「家具を除く木材・コルク加工品・わら製品」(9.2%)だった。「基礎医薬品・医薬品製剤」は前月から22.9ポイント減となる1.9%増にとどまった。

「電気設備」は前月の4.5%増から0.1%の減少に、「機械・設備」も同1%増から3.2%の減少に転じた。「電気・ガス・スチーム・空調」(5.8%減)と「金属加工品」(5.5%減)は下げ幅が前月からそれぞれ1.5ポイント、0.5ポイント拡大した。

1月の新規受注高は前年同月比で1.3%増加した。税込平均賃金は6.4%上昇している。