高級車大手の独BMWは、ハンガリーのデブレツェンに新工場を開設する計画を継続する方針を確認した。新型コロナウイルスの流行を受けて現地日刊紙『ネープサヴァ』の取材に対して明らかにしたもので、求人作業も進める。
ハンガリー自動車業界では新型コロナの影響で、独アウディのジュール工場、スズキのエステルゴム工場、メルセデスベンツのケチケメート工場が23日から操業を停止している。
BMWはデブレツェン工場について「長期的な投資と位置付けており、一次的な危機で計画を中止することはない」と明確にコメントした。
経済危機のなかの投資としては、メルセデスベンツの前例がある。同社は2008~09年の金融危機下でケチケメート工場の投資を決め、計画通り2012年に操業を開始した。