ポーランド中央統計局が19日発表した2月の鉱工業生産指数は前年同月比で4.9%上昇し、上げ幅は前月の1.1%から3.8ポイント拡大した。同業生産高の増加は6カ月連続。製造業の上げ幅が前月の1.9%から5.7%に拡大して全体を強く押し上げた。鉱工業全34業種のうちプラスとなったのは28業種に上った。
上げ幅は「その他の輸送機械・器具」で前月の9.3%から16.8%へと大きく拡大したほか、「電気設備」(12.1%)と「金属製品」(11.5%)でも二桁台に達した。「非金属鉱物製品」(7%増)、「コークス・石油精製品」(6%増)も好調だった。
低下幅が大きかったのは「石炭・褐炭」で、17.8%に上った。「衣類」(7.7%減)、「繊維」(1.2%減)も振るわなかった。
財別では資本財が5.9%、中間財が5.2%、耐久消費財が4.6%、非耐久消費財が3.6%、エネルギーが1.3%増加した。