米格付け大手フィッチ・レーティングスは3月30日、中東欧地域の金融セクターの格付け見通しを「ネガティブ」に改定したことを明らかにした。新型コロナウイルスの流行拡大による経済リスクの高まりを反映さ...
2020/4/8
総合・マクロ
フィッチ、中東欧金融セクターの見通し「ネガティブ」に
この記事の要約
フィッチは金利の低下や一部諸国の為替レートの不安定な動きが貸し手の収益性に影響するとし、「銀行への影響は景気悪化の程度とその持続期間、経済構造、為替と金利の動き、政策対応並びにコロナウィルス蔓延前までの個々の銀行の実績、リスクエクスポージャー(価格変動リスクの高い資産の割合)及び金融指標によって異なる」とした。
中でも中小・零細企業は、収益の減少と資金不足に対応するには金融面で限界があり、脆弱だとしている。
フィッチによると、中東欧地域では銀行による不良債権の処理の動きは景気が低迷するにつれ停滞し、特にブルガリアでその問題が大きくなる可能性がある。
スタートアップ企業
自動車
総合・マクロ
ポーランド
ハンガリー
チェコ・スロバキア
ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
バルト三国
ロシア