トルコにおける電動トラクターの生産開始が従来予定の9月から10月にずれこむ可能性が浮上している。新型コロナウイルスの流行が理由だ。
政府は現在、自動車産業の集積地の一つである北西部コジャエリ県ゲブゼで生産ラインを整備中。バッテリー236個を備えた105馬力の国内向けモデルと、250馬力の輸出用モデルを1万台生産する計画だ。
農業省の試算によると、トラクターの電動化で1年あたり平均13万3,000リラ(1万8,720米ドル)の燃費が節約できる。このため、電動トラクタ―への関心は高く、農業省のエズカン・カヤチャン農業研究政策局長は「発売すれば1日で数百台が売れるだろう」と自信を示している。(1TRY=15.54JPY)