トルコ統計局(TUIK)がこのほど発表した2月の鉱工業生産高(稼働日調整済み)は前年同月比で7.5%増加し、6カ月連続のプラスとなったものの、上げ幅は前月の7.7%から0.2ポイント縮小した。製造が前月の8.2%増から8%増へ後退したほか、鉱山・採石は前月から6.8ポイント減の1.7%増にとどまった。電力・ガス・スチーム・空調は4.4%増加した。
財別でみると、資本財の増加幅が最も大きく12%に達した。これに中間財(9.1%増)、非耐久消費財(5.4%増)、エネルギー(3.7%増)と続いた。耐久消費財は3.9%減少した。
同国の鉱工業生産高は2019年9月に3.5%増加し、18年8月(1%増)以来13カ月ぶりのプラスに転じた。その後、12月の9%をピークに伸び幅は低下している。