ブルガリアの製薬会社チャイカファーマ、第3工場の建設を計画

ブルガリアの製薬会社チャイカファーマが第3工場の建設を計画している。需要拡大に対応するとともに、新市場参入に向けて準備を整える目的だ。来月22日の株主総会で用地買収の承認を取り、2022年までの完工を目指す。

新工場の建設予定地はソフィア近郊のカジチェネで、地場系医薬品卸コマーシャル・リーグ・グローバル・ファーマ・センターから約6万平方メートルの敷地を1,485万レフ(759万ユーロ)で買収する。

チャイカファーマは、新工場稼働で年産能力を現行の4億5,000万錠から9億5,000万錠へ強化し、26年までに稼働率を93%へ引き上げる計画だ。

チャイカファーマは国内のプロヴディフとヴァルナで工場を操業し、約160種の医薬品を生産する。チェコ、ドイツ、スロバキア、コソボ、イエメンの企業と、長期供給契約を結んでいる。年末までに欧州連合(EU)内の他の企業からも受注を獲得できる見通しだ。(1BGN=59.16JPY)

上部へスクロール