ハンガリー製薬大手リヒター、関節リウマチの後発薬の資産取得

ハンガリーの製薬大手リヒター・ゲデオンはこのほど、台湾同業のマイセナックス・バイオテックと関節リウマチ治療薬「トシリズマブ」のバイオシミラー(後発薬)製品に関連した資産の取得で合意した。英字紙『ブダペストビジネスジャーナル』によると、取得額は1,650万ドル。これによりリヒターはトシリズマブの開発・生産と世界市場における販売の権利を得る。

リヒターが取得するのはマイセナックスが開発したバイオシミラー「LusiNEX」の関連資産で、細胞株、知的財産権、技術ノウハウ及びマイセナックスが収集したデータが含まれる。同薬は世界全体で24億ドルを売り上げたスイス製薬大手ロシュの関節リウマチ治療薬「アクテムラ/ロアクテムラ」の後発品にあたる。

リヒターは2025年中に欧州連合(EU)諸国、カナダ、オーストラリア及び日本の市場に同製品を投入する計画だ。

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