チェコの3月鉱工業生産10.8%減、マイナス幅が急拡大

チェコ統計局(CSU)が7日発表した3月の鉱工業生産高(物価調整値)は前年同月比で10.8%減少し、下げ幅は前月から9.9ポイント拡大した。これは2009年7月(14.1%減)以来の低い水準。主要産業の「自動車」が25.8%減と大幅に後退したほか、「機械・設備」が17.9%、「金属加工品」は8.3%減少して全体を強く押し下げた。「コンピューター・電子・光学機器」(15.8%減)、「ゴム・プラスチック製品」(10.8%減)、「電気設備」(8.9%減)はいずれも前月のプラスからマイナスに転じた。

「食品」(6.9%増)と「紙・紙製品」(12.9増)は上げ幅が前月からそれぞれ6ポイント、6.8ポイント拡大した。「基礎医薬品・医薬品製剤」は前月の4.6%減から6.5%の増加に転じた。

3月の新規受注高は前年同月比で15.7%減少した。税込平均賃金は3.2%上昇している。

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