トルコ統計局(TUIK)が14日発表した3月の鉱工業生産高(稼働日調整済み)は前年同月比で2%減少した。同業生産高のマイナスは2019年8月(3.6%減)以来7カ月ぶりで、前月の8.5%増から10.5ポイントの大幅な縮小を記録した。製造が前月の8%増から1.9%の減少へ転じたほか、鉱山・採石は同1.7%増から5.6%減に、電力・ガス・スチーム・空調は4.4%増から0.9%減に後退して全体を押し下げた。
新形コロナウイルスの流行に伴う活動制限が響いた。財別でみると、耐久消費財の減少幅が最も大きく16.6%に達した。これに資本財(6.8%減)、非耐久消費財(3%減)、エネルギー(1.1%減)と続いた。中間財は2.1%増加した。