ドイツのメルケル首相は19日、ポーランド、スロバキア、チェコ、ハンガリーの4カ国の首脳とのビデオ会議で、新型コロナウイルス感染拡大を受けた出入国制限及び国境管理手続きを段階的に廃止する方針で一致した。ただし、「感染状況が許す範囲内で」とし、日程を含めた具体的な措置は明らかにしていない。
一方、チェコ政府は、6月15日から自国およびオーストリア、スロバキアと国境を越えた移動の自由「ミニ・シェンゲン」を実現させるため、両国政府と交渉中であることを明らかにした。ハンガリーにも参加を要請しているという。
ドイツについてはフランスなどからのトランジット旅行者の扱いといった検討課題が残っているため、6月15日から実施できるかどうかはっきりしないと説明した。