2020/5/27

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

スロベニア、経済支援策の第3弾を閣議決定

この記事の要約

今回の支援策は4月に可決された2つの支援法に続くもので、経済再始動に力点を置く。

週20時間を上限に時給の半分を助成する内容で、支援を受けられるのは、従業員の9割超で時短後の週労働時間が規定の9割(フルタイムで36時間)に満たない企業だ。

このほか、◇観光・宿泊・飲食業界で今年の売上高が前年の90%下回る見込みの企業に対し、一時帰休手当の助成措置を来月末まで延長◇国民及び永住者全員に国内で使える宿泊券(成人:200ユーロ、未成年者:50ユーロ)を支給◇企業向けに1社あたり5,000~5万ユーロの信用供与◇来年6月30日まで、一定の雇用創出を伴う投資への優遇措置適用条件を緩和――といった措置が盛り込まれている。

スロベニア政府は20日、新型コロナウイルス流行による経済への打撃緩和を目的とする支援策の第3弾を閣議決定した。予算規模は10億ユーロ。来週にも議会で採決にかけられる。

今回の支援策は4月に可決され...