リトアニア国営の石油ターミナル運営会社クライペドス・ナフタ(Klaipedos
Nafta)で、米国産液化天然ガス(LNG)の取り扱いが増えている。エネルギー需要の激減で、米国企業からの調達価格が下がっているためだ。
23日には商船三井(MOL)のLNG船「エネルギーリバティ」が、クライペダの浮体式液化天然ガス(LNG)受入基地(FSRU)「インディペンデンス」に到着し、米シェニール・エナジーのサビン・パス基地で積み込んだ15万5,000トンを届けた。米国からクライペダにLNGが供給されたのは5月で2回目、年初以来で3回目となる。
今回の受け入れ量を含めない段階でまとめたクライペダ基地のLNG国別受け入れ量統計によると、開設以来の累計に占める米国産LNGの割合は5.47%。