2020/6/3

総合・マクロ

入国制限、スロバキアとスロベニアも緩和

この記事の要約

スロバキアとスロベニアが新型コロナウイルス対策として実施してきた入国制限の緩和を開始した。スロバキアでは外国での滞在期間が48時間以内の市民は5月27日から帰国後のコロナウイルスの検査実施と隔離施設への滞在が不要となるな […]

スロバキアとスロベニアが新型コロナウイルス対策として実施してきた入国制限の緩和を開始した。スロバキアでは外国での滞在期間が48時間以内の市民は5月27日から帰国後のコロナウイルスの検査実施と隔離施設への滞在が不要となるなど、政府は近隣諸国との間で相互に入国規制を緩和していく意向だ。一方スロベニアはEU、シェンゲン協定加盟国から入国する市民に対する入国制限を緩和している。

スロバキアのTASR通信によると、同国は近隣のオーストリア、チェコ、ハンガリー、ポーランド、クロアチア、スロベニア、スイス及びドイツの8カ国を対象に制限措置を緩和する。これまではスロバキアに居住する者でこのいずれかの国に24時間より長い期間滞在し帰国した場合、隔離施設の利用や検査で陰性を証明する必要があったが、対象となる滞在期間を48時間以上まで延長する。

スロバキア政府が制限措置を緩和するのは、これら8カ国すべての政府との間で、入国時のコロナウイルス検査での陰性を証明する要件を不要にするのが目的だ。スロバキア、オーストリア、チェコ、ハンガリーは6月中旬から国境の封鎖を解除することを予定している。

スロベニアでは5月26日からEU加盟国及びシェンゲン協定加盟国からの旅行者について、宿泊施設が事前に予約してある場合には隔離施設への収容が行われなくなった。対象には同国に不動産を保有する者も含まれる。またEU市民とシェンゲン協定加盟国の市民は制限措置なしでの入国が可能となっている。