ベラルーシ商用車大手MAZがモンゴルへの消防車両の出荷を開始した。国営通信社ベルタが8日報じたもので、ベラルーシの消防車両最大手ボズナブとの共同受注に基づき、モンゴルの首都ウランバートルにある国家緊急管理局(NEMA)に消防車、救急対策車両など70台超を供給する。
NEMAからの受注内容はタンク付消防ポンプ車、消防はしご車、化学消防車、指令車、移動診療車などの特殊車両に加え、発動機、運転制御システム、救急隊員移動用バスと多岐に及ぶ。車両は全て、モンゴルの気候や地形的特徴を考慮して改良されている。
ポズナブは国内中部のボリソフを本拠地とし、MAZの車体を使って消防車両・特殊車両を製造している。独立国家共同体(CIS)市場を中心に製品を輸出しており、3月初めにはカザフスタンにMAZとの共同受注で消防・救急車両25台を出荷した。