エストニアの風力発電設備メーカー、エレオン(Eleon)はこのほど、中国の造船最大手、中国船舶集団(CSSC)と合弁会社を設立した。エストニアの投資促進機関、エンタープライズ・エストニアのアジアセンターが明らかにしたもので、両社は今後戦略的な協力関係を構築していく。新会社である「エレオン・チャイナ」は今夏にもエレオンの風力タービンの生産を開始する予定だ。
2007年に設立されたエレオンは数メガワットの設備容量を持つ風力タービンの開発・生産を行っている。同社のソナジャルク最高経営責任者(CEO)は合弁設立について、エレオンの海外進出における重要な一歩になると述べた。世界最大の造船会社の1つであるCSSCは風力発電施設の開発と運用を行う中国海装を傘下に持ち、2004年以来風力発電施設への投資を進めてきた。中国海装は今年中に2,000基の風力タービンを生産することを計画している。