ポーランド中央統計局が19日発表した5月の鉱工業生産指数は前年同月比で17%低下し、下げ幅は前月の24.6%を7.6ポイント下回った。新形コロナウイルスの感染拡大に伴う活動制限が緩和されたのを受け、製造業の下げ幅が前月の27.5%から18.6%に縮小したことが大きい。鉱工業全34業種のうちプラスとなったのは4業種だった。
下げ幅が最も大きかったのは「自動車・トレーラー」(58%減)で、「石炭・褐炭」(27%減)、「機械・設備」(26.4%減)も大きく後退。「家具」(19.7%減)、「ベースメタル」(19%減)、「コークス・石油精製品」(18.4%減)、「ゴム・プラスチック製品」(17.2%減)、「金属製品」(16.5%減)も振るわなかった。
「たばこ製品」は8.1%、「電気設備」は1.2%上昇した。
財別では資本財が38.4%、耐久消費財が13.7%、中間財が13.5%、エネルギー製品が10%、非耐久消費財が8.7%、減少した。