ロシア企業によるカザフ・レアメタル生産計画、順調に進捗

カザフスタンの投資誘致機関カザフインベストによると、ロシアのディナトロン(Dinatron)による希少金属(レアメタル)生産プロジェクトが順調に進んでいる。総投資額1億米ドルのうち、すでに1,000万ドルを支出し、旧化学金属工場のいくつかの部門を再建。チタンとニオブを高度加工できる態勢を整えた。ニオブについてはロシアに輸出を始めており、チタンについては日本や欧州諸国に出荷できる段階に入った。

ディナトロンは、ロシア国境に近い東カザフスタン州シェモナイハ郡プルヴォマイカ村に位置する旧エルティシ化学金属工場を2024年までに近代化する計画だ。今後、鍛造所と薄板・管材圧延所を新設する。従業員数は現行の50人からフル稼働時には150人に増える見通しだ。

設備はチェコのエンジニアリング会社ALTAから購入する。資金はチェコ銀行大手CSOBから調達した。

上部へスクロール