独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は7日、2019年の特許申請数が同国企業の中で最多となったことを明らかにした。申請数は94件で、17年から倍増した。国内の研究機関も合わせた全体の順位では、チェコ科学技術大学に次ぐ2位だった。
同社が申請した特許には、◇折り畳み式で車両に収納するのが容易な電動スクーター「シュコダ・スクーター」◇中空糸を使用して吸水性や速乾性を高め、清掃を容易にしたフロアマット◇暗がりでも装着の簡単なシートベルト◇トランク内の荷物を安全に守るための収納機材――などがある。また、溶接時に車体の部品を正確に組み合わせるために使用するカメラシステムなど、生産工程に関連した特許も申請している。