中国海信傘下のゴレニア、スロベニアに新研究拠点開設

中国家電大手の中国海信集団(ハイセンス)のスロベニア子会社ゴレニアは8日、同国のベレニエに研究開発センターを開設したと発表した。調理機器や自動食器洗浄機に関する全社的な研究開発拠点として運営する。同社はすでに6月末から米国市場向けにハイセンスブランドの自動食器洗浄機の生産を開始している。

ゴレニアによると、ベレニエの拠点では新製品のプラットフォーム開発に取り組んでいく。また、ハイセンスのメキシコ工場で米国市場向けに生産する予定の調理機器も開発する。

ハイセンスは2018年10月にゴレニアを買収。昨年秋にゴレニア本社をベレニエから首都リュブリャナに移すとともに、ベレニエにハイセンスの欧州サービスセンターとコンピテンスセンターを設置する計画を明らかにしていた。

ゴレニアはスロベニアのほかセルビアやチェコに工場を持つ。従業員の3分の2をスロベニアで雇用している。

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