チェコ、時短手当補助措置を10月末まで延長

チェコ政府は24日、コロナ対策として実施している時短手当補助措置を10月末まで延長することを決めた。景気の迅速な回復が見込めないためで、今月末だった期限を2カ月伸ばした。政府はコロナ危機の経験を踏まえ、来年初めの施行を目標に、恒久法である時短労働補助制度の強化にも取り組んでいる。

時短手当の補助措置は自営業者に対する助成と並び、コロナ対策の中でも財政負担の大きな措置だ。労働省によると、今月24日現在、支出総額は173億コルナ(7億8,572万米ドル)に上る。

チェコ中央銀行によると、同国経済は今年7%の縮小が見込まれる。第2四半期に欧州諸国中でも厳しいロックダウン措置がとられたことが大きく足を引っ張っている。(1CZK=4.80JPY)

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