エストニアのIT企業、トリニダード・ヴィーゼマン(Trinidad Wiseman)はこのほど、医薬品の真正性を確認するためのプロセスを自動化するソリューションを開発したと発表した。同国ではこれまで、真正性に関する警告の発出は手作業で行われてきたが、警告数が多く、関係者の作業負担につながっていた。
同社によると、真正性の確認プロセスを自動化することで、薬剤師や卸業者などエンドユーザーから問い合わせに対し即座に回答を出すことができる。国立医薬品認証機構(REKS)のラウル・ミル氏は、このソリューションを使用することで医薬品のサプライチェーン全体の効率化を図れると述べた。
トリニダード・ヴィーゼマンは国内の医療情報システム関連機関や病院などにITサービスを提供している。2019年の売上高は640万ユーロだった。