ロシア石油最大手の国営ロスネフチは10日、傘下のノボクイビシェフ製油所がニューラルネットワーク(NN)を利用して職場の安全や従業員の健康を監視するためのプログラムを開発したと発表した。同プログラムは人工知能(AI)をベースにしたもので、監視カメラが生産現場を捉えた映像を解析して安全基準に違反する行為などを抽出することができる。具体的には各従業員の保護具の使用状況や立ち入り禁止区域を監視する予定。
ロスネフチは2022年に向けた戦略の中で社内のあらゆる業務のデジタル化を進めるとしており、生産プロセス全体にわたる透明性や効率性の向上、意思決定の迅速化を図っている。