ロシア石油最大手で国営のロスネフチは28日、日本企業を対象に、ビデオ会議を通じて調達手続きに関するセミナーを開催した。
経済産業省資源エネルギー庁とロスネフチで作る共同調整委員会が今年1月に開いた初のセミナーに続くもので、日本のサプライヤー・請負業者20社強が参加した。
セミナーではロスネフチの調達手続きや、日本企業の受注拡大の可能性などに関して意見が交わされた。今回は特に、デジタル公共調達サイト「TEK-Torg」における入札手続きが重点となった。共同調整委員会は、セミナー中に出た日本企業による提案を踏まえながら、提携を続けていくことで一致した。
共同調整委員会は、2019年の第5回東方経済フォーラムで交わされた覚書によって組織された。エネルギー分野における戦略提携強化と合同プロジェクトの実現を目的とする。
今回のセミナー開催には、資源エネルギー庁のほか、駐日ロシア連邦通商代表部、経団連、ロシアNIS貿易会も協力した。