リトアニア通信大手が5G通信網拡充、来年の商用サービス開始をにらみ

リトアニアの通信大手テリア・リエトゥバ(Telia Lietuva)が第5世代(5G)通信によるモバイル通信網をさらに拡充する方針だ。LETA/BNS通信によると、同社は首都ビリニュスやカウナス、クライペダの市中に設置されている11の基地局に加え、来月にもクライペダの経済自由区域(FEZ)に新たに2カ所開設する予定。来年実施される周波数オークションへの参加を経て5Gの商用サービスを開始する計画だ。

テリア・リエトゥバはスウェーデン通信大手テリアのリトアニア子会社。同社は先週スウェーデンの通信機器大手エリクソンとモバイル通信網の改修と5Gサービスの開始に向け提携していくことで合意していた。同社は今後3年間かけて国内2,000カ所にある基地局を改修し、欧州で排除の動きが広がる中国の華為技術(ファーウェイ)製の設備を撤去していく。

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