エストニアの証券取引所ナスダック・タリンは11月27日、アニメ制作会社イメピルトが12月16日に新興企業向け市場「ファースト・ノース」で新規株式公開(IPO)を実施すると発表した。最大で150万ユーロの調達を目指す。募集期間は30日から12月11日まで。
イメピルトは額面価格0.1ユーロの株式を4ユーロで売り出す。最大37万5,000株を放出し、成長戦略の達成に必要な資金を調達する。
成長戦略の3つの柱としては、◇優秀な人材の獲得と育成◇設備投資◇研究開発――を挙げている。具体的な日程については◇来年7-9月期(第3四半期)に新アニメ「オフトゥデ・サール(Danger Islandの意)」をリリース◇2024年までに、長編アニメ映画、アニメシリーズ、ゲーム、没入型エンターテイメント、イベントなどを束ねたコンテンツ戦略(コンテンツ・バンドリング)を実現◇24年に新コンテンツ「AlieNative(仮名)」を市場投入――と説明している。
イメピルトは2016年の創業。昨年の売上高は7万4,265ユーロ、営業損失は8万2,286ユーロ、純損失は8万3,984ユーロだった。