ソーシャルアプリ開発 ラトビア

ジェネレーションZ(Z世代=1990年代半ばから2010年代初頭生まれの若年層)向けに同名のソーシャルアプリを開発している。同アプリは匿名でのやり取りを前提としており、Z世代に多いSNSの悪影響を避ける工夫がなされている。2018年にサービスを開始し、現在のユーザー数2,500万人のうち85%が25歳未満となっている。このほどシードラウンドとして、ロシアのデーティングサービス「Mamba」などから390万ドルの資金調達に成功した。

「F3」アプリではユーザー同士が匿名で写真や動画、質問を送り合い、返信はリッチメディア形式で画像などを加工して見栄えよく仕上げられる。同社によると、基本的にコミュニティ内だけの「閉じた」やり取りに限定することで、仲間同士による「正直でオープンな」コミュニケーションが図れる。それにより、既存のSNS利用でみられる若年層の孤独感やうつ病、「自分だけが取り残されることへの恐れ」(フォーモ=Fear of Missing Out)といった弊害を回避できるという。全ての投稿は72時間で自動削除されるほか、投稿内容の自動監視機能(コンテンツ・モデレーション)により有害なコンテンツを排除する仕組みを持つ。

同社は、米メディア大手IACが2014年に買収したQ&Aベースのソーシャルネットワークサービス「Ask.fm」(ユーザー数1億5,000万人)の創設メンバーにより新たに設立された。F3はAsk.fmのモデルをZ世代向けに応用したサービスとなる。日本語にも対応している。

F3

Baznicas 31, LV1010 Riga, Latvia

hello@f3.cool  https://f3.cool/

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