ハンガリー、モロッコと原子力分野の研究で提携

ハンガリーのエネルギー研究センターとモロッコの核エネルギー・科学技術国立センター(CNESTEN)が20日、原子力分野での提携合意を交わした。同分野での研究や研修、知見の共有で科学的かつ技術的に協力し、テクノロジーと専門知識の交換を活発化する。

今回の提携では、研究用原子炉の利用と応用実験の開発に注力する。また、放射性医薬品など医療や工業、農業分野での利用を目的とした放射性製品の製造など、将来性のある新分野でも共同で取り組む。研究者と学生には新たな研修や共同研究の機会が提供される。

ハンガリーは近年、モロッコと多様な分野で提携を進めている。原子力分野では、2017年の核・放射性物質安全保障に関する提携などがある。医療分野では20年末にハンガリーとモロッコの医療製品業団体が提携強化の覚書を交わした。同年には、水管理と道路インフラ分野での協力についても協議が行われた。

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