蓄電池のノースボルト、ポーランド生産を強化

リチウムイオン電池メーカーのノースボルト(スウェーデン)は19日、ポーランドに欧州最大級の蓄電システム工場を建設すると発表した。需要拡大に応じたもので、研究開発センターも併設する。投資額は2億米ドル。500人の雇用創出を見込む。今秋に着工し、来年に稼働する予定だ。

新工場はノースボルトが米電気自動車(EV)大手テスラのサプライヤーであるベイ・ソリューションズと共同運営するグダニスク工場内に設置する。床面積は5万平方メートル。スウェーデンのシェルレフテオ工場から電池セルを調達し、バッテリーモジュールと関連システムを製造する。年産5ギガワット時(GWh)でスタートし、将来的に12GWhまで引き上げることを視野に入れている。

ノースボルトは独フォルクスワーゲン(VW)と折半出資でドイツ北部のザルツギッターに年産能力16GWhのバッテリー工場を設置するプロジェクトを推進中。ABB(スイス)、BMW(ドイツ)、スカニア(スウェーデン)、シーメンス(ドイツ)、バッテンフォール(スウェーデン)、ヴェスタス(デンマーク)ともプロジェクト提携している。

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