現代グループ、ウクライナへの生産技術移転を検討

韓国・現代グループのチョエ・ウンス(Choi Eun Soo)貨物エネルギー事業副部長は22日、ウクライナ・インフラフォーラムで、ウクライナ現地生産を検討していることを明らかにした。同国が進める標準軌高速鉄道網(軌間1,435mm)整備計画への参加を念頭に置いたもので、ハイテク製品の生産技術を移転することも視野に、近く当局と具体的な交渉に入るという。ゼレンスキー大統領などウクライナ政府代表を韓国に招き、工場視察などを通じて製品・サービスの売り込みを図りたい意向だ。

現代はまた、同計画の予備調査の資金として200万米ドルを拠出する姿勢も示している。

ウクライナは鉄道網の大半で旧ソ連の軌間1,520mmが採用されている。欧州との運輸の便を改善するために標準軌(1,435mm)への対応を進め、2024年末までに欧州鉄道網と統合することを目指している。

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