ポーランドのバイオ企業マビオン、米ノババックスのワクチン生産へ

ポーランドのバイオ技術企業マビオンは3日、米ノババックスが開発を進めている新型コロナワクチンの生産ライセンス取得に関する枠組み契約を締結したと発表した。ワクチン接種の迅速化を目指すポーランド政府の方針に沿ったもので、国営基金から支援を受ける。

マビオンは政府系のポーランド開発基金(PFR)から融資・資本参加の形で最大4,000万ズロチ(約880万ユーロ)の資金支援を受け、生産能力を倍増させる。今年半ばまでにノババックスからの技術移転が完了する予定だ。

ノババックスはこれまでに15億回分のワクチンを受注している。マビオンはノババックスのサプライチェーンの一員として、国内向けはもとより他国向けにもワクチンを生産することになる。

PFRは必要に応じてマビオンへ追加投資する方針だ。また、類似のプロジェクトにも参加する姿勢を示している。(1PLN=28.41JPY)

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