ロシア科学技術大、リチウムイオン電池向け新材料を開発

ロシア国立科学技術大学(MISiS)がリチウムイオン電池容量を3倍化できるアノード材料を開発した。グラファイト(黒鉛)に代わるもので、充放電回数が他の代替候補の5倍と多い。

新材料「Cu0.4Zn0.6Fe2O4」は銅亜鉛フェライトのナノ多孔質材料だ。MISiSのエフゲニー・コレスニコフ助手によると、組成(原料の配合)と構造の双方が改良につながったという。ナノ粒子は噴霧熱分解法で得る。特定の金属イオンを含む水溶液を超音波で霧状にし、最高1,200度に加熱する方法だ。

今回の新材料は、韓国のソウル科学技術大学、ノルウェー科学技術大学、インドのSRM科学技術研究所との共同研究で開発された。

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