ポーランド中央統計局が18日発表した2月の鉱工業生産指数は前年同月比で2.7%上昇し、上げ幅は前月の0.9%を1.8ポイント上回った。同指数の上昇は9カ月連続。製造業の上げ幅が前月の0.8%から2.7%に拡大したことが大きい。鉱工業全34業種のうちプラスとなったのは17業種だった。 上げ幅が最も大きかったのは「電気設備」で、前月の31.3%から41.4%へ拡大した。「コンピューター・電子・光学機器」(4ポイント増の12.6%)と「ゴム・プラスチック製品」(3.7ポイント増の9.6%)も大きく伸びた。「木材・コルク・わら・籐製品」(7%増)、「金属製品」(6.5%増)、「化学品・化学加工製品」(6.4%増)も好調だった。 主要産業の「自動車・トレーラー」は3.2%減少した。「コークス・石油精製品」は18.9%減、「その他の輸送機械・器具」は16.5%減と大幅に後退。「非金属鉱物製品」(7.9%減)、「ベースメタル」(5.2%減)も振るわなかった。
財別では耐久消費財が13.3%、中間財が6.2%増加。資本財は3.5%、エネルギー製品は2.9%、非耐久消費財は2.1%減少した。