ソラリス、独専門誌からEVバス賞を受賞

ポーランドのバス製造大手ソラリスは15日、自社の電動(EV)バス「ウルビーノ15LEエレクトリック」が独専門誌『ブスプラーナー』から「2021年サステナビリティ賞」のEVバス賞を授与されたと発表した。長距離バスとしても投入できる点が評価されたという。

「ウルビーノ15LEエレクトリック」は市内・都市間路線の双方に対応するソラリス初のEVバスだ。動力となるモーターは独ZF製で最大出力が300キロワット。6つのバッテリーモジュールの容量は合計470キロワット時に上る。航続距離は「数百キロメートル(a few hundred kilometers)」で、電気を回生する機会の多い市内交通の方が長くなるという。座席数は51~65席で最大定員は105人。

審査委員会からはゼロ・エミッション運輸に向けた重要な一歩として高評価を受け、今回の受賞につながった。ソラリスでは長距離路線の主力となっているディーゼルバスや、同クラスの圧縮天然ガス(CNG)バスに代わるエミッション・フリー・バスとして大きな意義があるとみている。

ソラリスは過去にもサステナビリティ賞を受けている。2012年に「ウルビーノ12エレクトリック」で、14年に「ウルビーノ18,75」で、18年に「新型ウルビーノ12エレクトリック」でそれぞれ年間イノベーション賞に、19年には「ウルビーノ12ハイドロジェン」でコンセプト・ビークル賞に輝いた。

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