ルーマニアのフィンテック企業、6千万ドルを調達

ルーマニアの金融スタートアップ企業フィンテックOSは20日、シリーズBの資金調達ラウンドで6,000万ドルを獲得したと発表した。資金は欧州事業の基盤固めのほか、アジア太平洋地域、中東・アフリカ地域、北米での事業拡大に振り向ける。

フィンテックOSは銀行や保険会社などに対し人工知能(AI)や機械学習技術に基づくソリューションを提供している。従業員数は180人。今後は米国、ドバイ、シンガポールでの拠点設置に向けて120人を新規雇用する予定。

同社はこれまでに達成した年平均成長率(CAGR)200%を超えることを目指している。今回獲得した資金で銀行や保険会社向けのコアシステムを拡張し、企業が自らのニーズに合わせた設定を容易に行えるようにしていく。

資金調達はベンチャーキャピタル(VC)のドレイパー・エスプリが幹事となり実施された。参加した投資家にはアーリーバード・デジタル・イースト、ギャップマインダー・ベンチャーズ、LAUNCHubベンチャーズ、OTBベンチャーズなどがある。

フィンテックOSはテオドル・ビルダルス氏とセルギウ・ネグト氏により2017年に設立された。世界4カ所に拠点を持つ。

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