クロアチアのリマック、新型EVスーパーカー「ネヴェラ」を発表

クロアチアの電動スーパーカーメーカー、リマック・オートモビリは1日、新型モデル「ネヴェラ(Nevera)」を発表した。2018年のジュネーブ・モーターショーで展示したコンセプトカー「C_Two」を製品化したもので、150台限定で販売する。販売価格は200万ユーロから。

ネヴェラは2人乗りの完全EV。四輪駆動で、搭載するモーター4基の合計出力は1,914馬力に上る。停止状態から時速60マイル(95キロ)まで4.3秒、186マイル(300キロ)まで9.3秒で加速する。回生ブレーキのエネルギー回収率が「市場に出回っているどんなモデルよりも高く」(リマック)、最長航続距離で340マイル(約547キロ)を確保した。バッテリー容量は120キロワット時で、出力500キロワットの充電器を使えば、わずか19分で80%まで充電できる。

空力効率はC_Twoよりも34%向上した。システムが走行状況に合わせて各エアロパーツを最適な形に調整する。また、独自開発の「四輪駆動トルクベクタリング2」を搭載し、ドライブモード設定に応じて各ホイールに振り向けられる力を制御する。既定モード5種に加え、ドライバーがカスタムモード2種を登録できる。

リマックはさらに、米エヌヴィディアのOS「ペガサス」と、センサーやカメラを組み合わせ、ドライバーの走りを分析しながら運転操作のタイミングなどを知らせる「AIドライブコーチ」を開発中だ。来年のソフトウエア更新で実用化させる。

上部へスクロール