EC・接客ソリューションのミートセールス、80万ユーロを調達

●ビデオ接客ツールを活用し、顧客対応を迅速化

●調達資金で製品の市場投入を急ぐ

企業間電子商取引(EC)ソリューションを開発するポーランドのミートセールス(Meetsales)はこのほど、プレシードの資金調達ラウンドで80万ユーロを調達した。この資金でMVP(最小限の機能を持つ製品)を完成させ、市場投入(GTM)戦略を加速させる方針だ。

ミートセールスは昨年に設立されたスタートアップ企業。ECにビデオ接客ツールを統合し、購入手続きや価格の差、割引券の使い方など、顧客の疑問に即座に対応できるソリューションを開発している。コンピューター処理によるスピードと対面販売による柔軟さが組み合わされ、販売業績が高まるという。

創業者のタマラ・ボルセヴィチュ氏は、「中国から靴下を1,000足仕入れるのは(従来のECソリューションでも)できるかもしれないが、電子部品を1,000種類、調達するとなれば、専門の人のアドバイスが必要」と自社製品の強みを説明する。

今回の資金調達では、独アトランティック・ラブズがリードインベスターを務めた。イェンス・ガンペルル氏(ソーザビリティCEO)、ウルリケ・ミュラー氏(デマンドウェアの創業者)、ファビアン・ヴェスナー氏(ロケット・インターネットの元CTO)、ティム・ニーマイア氏(スプライカー元CTO)も投資した。

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