ロシアのインシュアテック企業ベストドクター、2,600万ドルを調達

●法人向けに民間医療保険を提供

●同社株の時価総額は9,000万ドル

保険とIT(情報技術)を融合させたインシュアテック企業であるロシアのベストドクター・ルが先月、第4回投資ラウンドで2,600万米ドルを調達した。有力投資会社の露ウィンター・キャピタル、オーストリアのユニカ(ライファイゼンバンク・グループ)、スウェーデンのVNVグローバル(旧ヴォストク・ニュー・ベンチャーズ:VNV)が出資した。取引の詳細は明らかにされていないが、ロシア版『フォーブズ』誌は「時価総額9,000万ドル」と報じている。

ベストドクターは法人向けに民間医療保険を提供するIT企業。オンラインプラットフォームを通じて年中無休で保健支援・医療相談サービスを提供する。これまでに中国アリエクスプレスのロシア子会社、IVI(動画ストリーミング)、メール・ル、メガフォン、オゾンなど140社を顧客に獲得。提携医療機関数は約1万4,000社・機関に上る。昨年の売上高は17億ルーブル(2,500万ドル弱)だった。(1RUB=1.51JPY)

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