●軍需大手アセルサンが開発を主導
●航続距離は80キロ、フル充電までは15分
トルコ軍需産業大手のアセルサンは15日、同国初の完全国産電動(EV)バス「アベニューEV」の量産を開始すると発表した。同モデルはアセルサンが、同国の財閥サバンジュとチェコ系投資会社PPFの合弁バスメーカーであるテムザと共同開発した。
アセルサンによると、アベニューEVは航続距離80キロメートルで、15分間でフル充電できる。このため、バス停などでの停車時に充電すれば1日24時間、運行が可能だ。駆動用モーターやトラクションインバータ、ECU(電子制御ユニット)など、これまで国外から調達していた部品をアセルサンが設計したことで、「100%国産化」(アセルサン)できたという。
テムザにはサバンジュの子会社ExSaとPPFの子会社シュコダ・トランスポーテーションが50%ずつ出資している。