●自動運転、脳科学、ロボット工学など10分野で能力を競う
●優秀50チームが年末にモスクワで開かれる決勝戦に参加
ロシアの金融テクノロジー企業ズベルとロシア人工知能(AI)連盟が共同で開催する第1回国際青少年AIコンテスト(AIIJC)の第2予選が7月31日までの日程で開催されている。ロシア、インド、キルギス、カザフスタン、バングラグラデシュのほか、フィリピン、カナダ、エクアドルなど、およそ80カ国が参加する。
第2予選はチーム対戦式で、自動運転、顧客サービス、医療、脳科学、自然言語処理(NLP)、教育工学(エドテック)、ロボット工学など全10分野で能力を競う。実際にビジネスの現場で生じた課題を解く形となる。優秀50チームが年末にモスクワで開かれる決勝戦に参加し、勝者が決定する。各分野の優勝チームにそれぞれ賞金100万ルーブル(約1万4,000万米ドル)が授与される。
AI連盟は政府戦略に沿う形で昨年、結成された。ズベルのほか、ポータルサイトのメール・ル(Mail.ru)グループ、国営ガスプロム傘下の石油大手ガスプロムネフチ、携帯通信大手MTS、政府系ファンドのロシア開発投資基金(RDIF)及びIT大手ヤンデックスが加盟している。(1RUB=1.52JPY)