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2021/7/14

自動車

露カマズの新小型トラック「コンパス」、23年に量産開始

この記事の要約

●車両重量が4タイプの新モデル、パワートレインはロシア製●ディーゼルのほか、電動や自動運転機能搭載の各モデルも開発ロシア商用車大手カマズが、小型商用車(LCV)「コンパス」の市場投入に向けた準備を進めている。遅くとも20 […]

●車両重量が4タイプの新モデル、パワートレインはロシア製

●ディーゼルのほか、電動や自動運転機能搭載の各モデルも開発

ロシア商用車大手カマズが、小型商用車(LCV)「コンパス」の市場投入に向けた準備を進めている。遅くとも2023年末までに、タタルスタン共和国のナーベレジヌイェ・チェルヌイ工場で量産を開始する計画だ。国営タス通信が8日、同社のコゴーギン社長の話として報じた。

「コンパス」は車両重量が3.5、5、8、12トンの4タイプで、ロシアで生産したパワートレインを搭載する。ディーゼルモデルをベースに、完全電動モデルや自動運転機能搭載モデルも開発している。

当初の計画では2020年に試験生産を行い、21~22年の販売開始を見込んでいたが、コロナ禍による経済環境悪化で遅れている。「コンパス」は現在、年内の試験生産開始を目指し、製品モデルとして認証手続き中だ。