●車両重量が4タイプの新モデル、パワートレインはロシア製
●ディーゼルのほか、電動や自動運転機能搭載の各モデルも開発
ロシア商用車大手カマズが、小型商用車(LCV)「コンパス」の市場投入に向けた準備を進めている。遅くとも2023年末までに、タタルスタン共和国のナーベレジヌイェ・チェルヌイ工場で量産を開始する計画だ。国営タス通信が8日、同社のコゴーギン社長の話として報じた。
「コンパス」は車両重量が3.5、5、8、12トンの4タイプで、ロシアで生産したパワートレインを搭載する。ディーゼルモデルをベースに、完全電動モデルや自動運転機能搭載モデルも開発している。
当初の計画では2020年に試験生産を行い、21~22年の販売開始を見込んでいたが、コロナ禍による経済環境悪化で遅れている。「コンパス」は現在、年内の試験生産開始を目指し、製品モデルとして認証手続き中だ。